本格イタリアンって、どうして乾麺を使うの?
パスタ=生麺のほうが美味しい、と思っている方は意外と多いかもしれません。
けれど、イタリアでは「料理に合った乾麺を選ぶこと」こそが、本格イタリアンの基本だったりします。
当店でご提供しているパスタの多くには、イタリアから直輸入した乾麺を使用しています。
これは単なるこだわりではありません。
イタリアの乾麺は、デュラム小麦の質と練り上げの工程、低温長時間乾燥という伝統的な製法によって、アルデンテの食感やソースとの一体感が格別です。
つまり料理の完成度そのものを左右する存在です。
「なんでこんなにパスタがソースと馴染んでいるんだろう」「噛むたびに小麦の香りが広がるのがたまらない」
そんな感想をお客様からいただくたび、私たちは乾麺の魅力を再確認します。
もちろん、手作りパスタも人気のひとつ。
例えばタリアッテッレは、小麦の風味がダイレクトに伝わる平打ち麺で、濃厚なラグー・ボロネーゼとの相性は抜群。
乾麺とはまた違う「もちっとしたやさしい食感」が味わえます。
仕込みには時間も手間もかかりますが、そこには“手で作る意味”がちゃんとあると思っています。
当店では、すべてのパスタに対して「この料理に最もふさわしい麺は何か」を考え抜いています。
その奥深さに、ぜひ一度ふれてみてください。